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2019年11月2日土曜日

◆2019年10月の日本の月平均気温偏差(℃)は、「+1.61℃」で過去2番目の高さでした:気温が高めの10月でした

日本の月平均気温偏差(℃)の推移

 気象庁のサイトに「日本の月平均気温偏差(℃)」というデータがあります。これは、各月の平均気温の、基準値との差を示すものです。基準値は「1981〜2010年の30年平均値(℃)」です。

 日本の2019年10月の月平均気温偏差(℃)は、「1981〜2010年の30年平均値」に対して「+1.61℃」で、過去2番目の値を記録しました。

  10月の気温が高めだったことは、大型の台風が日本に相次いで上陸したことと関連しているのかもしれません。

 「日本の月平均気温偏差(℃)」の時系列推移を見ると、気温の振れ幅は、「世界の月平均気温偏差(℃)」と比べて大きいようです。

 なお、「世界の月平均気温偏差(℃)」は、この19年夏(6月~8月)の平均で、過去最高でしたが、日本の夏(6月~8月)の平均は、21番目で、それほど高くはなかったようです。ちなみに、19年春(3月~5月)の平均は6番目でした。

 こちらのページに月別のランキング表(ソートして利用する表)を作成しています。

 こちらのページに季節別のランキング表(ソートして利用する表)を作成しています。

季節間の相関関係

  冬が暖冬だと、夏も暑いのでしょうか?

 季節間の相関関係を見ると、興味深い結果が見られました。
 
  「世界の月平均気温偏差(℃)」の場合と比べて、季節ごとの気温の推移のデータ間の相関係数の値は低くなっています。


 特に、夏と冬の相関係数は0.24と低く、秋と冬の相関係数も0.33で低くなっています。

 19年2月は比較的温度が高かったので、そのことが夏の低温傾向と関連しているのかもしれません。
  
 一方、夏と秋の相関係数は0.59で、比較的高くなっています。


 夏と冬の相関係数が低いということなので、冬の気温が高くても、夏の気温が高いとは限らない、ということになります。逆に、冬の気温が低くても、夏の気温が低いとは限らないということになります。
   

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