インフルエンザの定点観測データ(定点当たり報告数の推移):第47週まで
2019/11/29
国立感染症研究所のホームページに、インフルエンザの流行についての週ごとのデータがあります。毎年、第36週(8月末~9月初旬)から翌年の第35週までの1年間が「インフルエンザシーズン」とされていて、「2019-2020年シーズン」は、2019年9月2日から2020年8月30日までです。
「IDWR 2019年第44号」に「<注目すべき感染症>インフルエンザ」というリポートがありました。今年の流行の始まりが早いことがリポートされています。
国立感染症研究所のホームページから週ごとのデータをダウンロードして、グラフを作成してみました。
2019年の第47週(11/18~11/24)では、第46週に続いて「全国的な流行開始の通常の指標である1.00」を超えていて、ここ数年と比べて19年は流行の始まりがやや早い様子がうかがえます。
第47週のデータ(2009年~2019年)です。2009年は秋から流行が見られ、かなり他の年との違いが大きかったことがわかります。
2018年、2019年の1月、2月ごろは数が多かったようです。2009年からグラフ化すると、線が多くて見づらいため、2015年からのデータのグラフも作成しています。
36週から47週についてスケールを変えてみると、2019年の第47週では3を超えていて、ここ数年と比べて19年は流行の始まりが早いようです。
なお、第37週、第38週で1を超えていたのは、沖縄県での数が多かったからのようです。
Note that the echo = FALSE
parameter was added to the code chunk to prevent printing of the R code that generated the plot.
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