インフルエンザの定点観測データ(定点当たり報告数の推移):第49週(12月2日~12月8日)まで
2019/12/13
国立感染症研究所のホームページに、インフルエンザの流行についての週ごとのデータがあります。毎年、第36週(8月末~9月初旬)から翌年の第35週までの1年間が「インフルエンザシーズン」とされていて、「2019-2020年シーズン」は、2019年9月2日から2020年8月30日までです。
国立感染症研究所のホームページから週ごとの「インフルエンザの定点当たり報告数」のデータをダウンロードして、グラフを作成してみました。
「インフルエンザの定点当たり報告数」は、2019年の第49週(12月2日~12月8日)では9.52で、第46~48週に続いて「全国的な流行開始の通常の指標である1.00」を超えています。ここ数年と比べて19年は流行の始まりが早くなっています。
「IDWR 2019年第44号、第48号」に「<注目すべき感染症>インフルエンザ」というリポートがあります。今年の流行の始まりが早いことなどがリポートされています。
下のグラフは、第49週のデータ(2009年~2019年)です。2009年は秋から流行が見られ、他の年との違いが大きかったことがわかります。
2018年、2019年の1月、2月ごろは数が多かったようです。2009年からグラフ化すると、線が多くて見づらいため、2015年からのデータのグラフも作成しています。
36週から49週のデータに絞り、スケールを変えてみました。2019年の第49週は全国で9.52という報告数ですが、第48週からさらに流行が加速していることがわかります。
なお、第37週、第38週で1を超えていたのは、沖縄県での数が多かったからのようです。
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