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2019年12月20日金曜日

◆インフルエンザの流行が加速中:2019年第50週(12月9日~12月15日)の「定点当たりの報告数」は前週から増加しています

インフルエンザの定点観測データ(定点当たり報告数の推移):第50週(12月9日~12月15日)まで

国立感染症研究所のホームページに、インフルエンザの流行についての週ごとのデータがあります。毎年、第36週(8月末~9月初旬)から翌年の第35週までの1年間が「インフルエンザシーズン」とされていて、「2019-2020年シーズン」は、2019年9月2日から2020年8月30日までです。

国立感染症研究所のホームページから週ごとの「インフルエンザの定点当たり報告数」のデータをダウンロードして、グラフを作成してみました。

「インフルエンザの定点当たり報告数」は、2019年の第50週(12月9日~12月15日)では15.62で、第46~49週から増加傾向にあります。ここ数年と比べて19年は流行の始まりが早くなっています。

「IDWR 2019年第44号、第48号」に「<注目すべき感染症>インフルエンザ」というリポートがあります。今年の流行の始まりが早いことなどがリポートされています。

下のグラフは、第50週のデータ(2009年~2019年)です。2009年は秋から流行が見られ、他の年との違いが大きかったことがわかります。         

2018年、2019年の1月、2月ごろは数が多かったようです。2009年からグラフ化すると、線が多くて見づらいため、2015年からのデータのグラフも作成しています。

36週から50週のデータに絞り、スケールを変えてみました。2019年の第50週は全国で15.62という報告数ですが、第49週からさらに流行が加速していることがわかります。

なお、第37週、第38週で1を超えていたのは、沖縄県での数が多かったからのようです。

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