「インラインコード」を活用することで、定型の文章中に当該週の数字、前年比、前週比などの計算結果を自動入力することができます。
文章中にある `r wnumt`や`r if(Z > Y) "増加" else "減少"` `r round(Z/X*100,digits=2)` などがインラインコードです。Rの変数の値やRの処理結果が、その部分に表示されます。
`r if(Z > Y) "増加" else "減少"`の記述によって、今週の数字(Z)が前週(Y)を上回っていたら、「増加」、下回っていたら「減少」というように表示させることができます。
下記に記述例と出力結果例がありますが、数字や計算結果が自動で表示されるので、定型レポートの作成が非常に簡単になると思います。
<変数の設定>
wnumt <- 3
#df_infは、行が年、列が週のデータ
Z <- df_inf[12,wnumt+1] #12行、4列目に今週(第3週)のデータがある場合
Y <- df_inf[12,wnumt] #前週のデータ
X <- df_inf[11,wnumt+1] #前年のデータ
<R Markdownでのレポート本文の記述例>
「インフルエンザの定点当たり報告数」は、2020年の第`r wnumt`週(1月13日~1月19日)では`r Z`で、前週の`r Y`から`r if(Z > Y) "増加" else "減少"`しました。
第`r wnumt`週は、前年比`r round(Z/X*100,digits=2)`%、前週比`r round(Z/Y*100,digits=2)`%となっています。
下のグラフは、第`r wnumt`週(1月13日~1月19日)のものです。
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<レポート本文の出力結果>
「インフルエンザの定点当たり報告数」は、2020年の第3週(1月13日~1月19日)では16.73で、前週の18.33から減少しました。
第3週は、前年比31.03%、前週比91.27%となっています。
下のグラフは、第3週(1月13日~1月19日)のものです。
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◆インフルエンザの流行は一進一退が続いています:この時期としては、例年を下回る水準で推移:インフルエンザの「定点当たり報告数」の20年第4週(1月20日~1月26日)までの推移です
◆新型コロナウイルス感染者の日ごとの推移のグラフを作成する「R」のコード例
グラフのデータは、Kaggleの「Novel Corona Virus 2019 Dataset」のcsvファイルに、「JJohns Hopkins university」のダッシュボードの最新データを追加したものです。
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