◆インフルエンザの流行が拡大中：国立感染症研究所の「定点当たり報告数」の第52週（12月23日～29日）の値は23.24で前週から増加

インフルエンザの定点観測データ（定点当たり報告数の推移）：第52週（12月23日～12月29日）まで

2020/1/10

国立感染症研究所のホームページに、インフルエンザの流行についての週ごとのデータがあります。毎年、第36週（8月末～9月初旬）から翌年の第35週までの1年間が「インフルエンザシーズン」とされていて、「2019-2020年シーズン」は、2019年9月2日から2020年8月30日までです。

国立感染症研究所のホームページから週ごとの「インフルエンザの定点当たり報告数」のデータをダウンロードして、グラフを作成してみました。

「インフルエンザの定点当たり報告数」は、2019年の第52週（12月23日～12月29日）では23.24で、増加傾向にあります。第52週では、2014年を下回っていますが、ここ数年と比べて19年は流行の始まりが早くなっています。

下のグラフは、第52週のデータ（2009年～2019年）です。 　　　 　　　　

2018年、2019年の１月、２月ごろは数が多かったようです。2009年からグラフ化すると、線が多くて見づらいため、2015年からのデータのグラフも作成しています。

36週から52週のデータに絞り、スケールを変えたグラフも作成しています。2019年の第52週は全国で23.24という報告数ですが、第51週からさらに流行が拡大しています。

なお、第37週、第38週で１を超えていたのは、沖縄県での数が多かったからのようです。

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