Translate

2021年6月6日日曜日

【Power BI 備忘録】動的なカテゴリー軸:スライサーでグラフの軸を変更するDAX

 Power BIで、図表のカテゴリー軸をスライサーで切り替えたい場合があります。


異なるカテゴリーの軸をスライサーで切り替えて利用すると、1つのグラフで2つのグラフの情報を表示できるようになります。


いわゆる「動的な軸」「動的な凡例」というものです。


ネット上には、「リレーションシップのないカテゴリーテーブル」を利用する方法などが紹介されていたりしますが、他にも図表がある場合には、他の図表との相互作用ができなくて困ることになるでしょう。


ネット上の情報は、限定された環境での例であることが多く、あまり役立たないことがあります。


では、どうすればいいのでしょうか。


まず、Power Queryを使ってカテゴリー列があるファクトテーブルに「インデックス列」を作成します。


次に、スライサーの切り替え用のテーブルを作成します。UNION関数、DISTINCT関数、SELECTEDCOLUMNS関数を使って、複数のカテゴリー列を縦方向に結合します。インデックス列も新しいテーブルに取り込んでおきます。インデックス列でファクトテーブルとリレーションシップを作成して、縦に結合したカテゴリー列をスライサーに設定すれば完了です。


新しく作成したテーブルのカテゴリー列をグラフのカテゴリー軸に設定し、スライサーでカテゴリーを選ぶとグラフの軸を切り替えることができます。カテゴリー切り替え用のテーブルとファクトテーブルはインデックス列でリレーションしているので、動的な軸のグラフとファクトテーブルのデータを用いた他のグラフとの相互作用が可能です。






1 件のコメント:

  1. このコメントはブログの管理者によって削除されました。

    返信削除