グーグルのデータポータルのダッシュボードの地図グラフ(コロプレス地図・塗分け地図)で、国コードや州コードの表示を国名や州名の表示に変更できる「TOCOUNTRY」「TOREGION」の関数を利用してみました。
ECDCのデータを利用したダッシュボードでは、国別コードで国別の塗り分け地図グラフを作成していましたが、マウスオーバーした際の表示は国名ではなく国コードになっていました。
「TOCOUNTRY」の関数を利用すれば、国名を表示できるようになるというので、試してみました。
ダッシュボードで、「TOCOUNTRY(国コード)」の関数によって新しいフィールドを作成して、そのフィールドの属性を国コードに設定します。そして、そのフィールドを地図グラフの地域ディメンションに設定することで、マウスオーバーした際に国名を表示させることができるようになりました。
Examples
Formula Input Output
TOCOUNTRY(Country Code) PE Peru
TOCOUNTRY(Region ID, 'REGION_ISO_CODE') US-CA United States
同様に、ジョンズ・ホプキンス大学のデータを利用したダッシュボードの地図グラフでは、アメリカの州別の塗り分け地図で、州別コードが表示されていました。
「TOREGION(州コード)」の関数で、新しいフィールドを作成し、その属性を地域コードに設定します。そのフィールドを州別塗り分け地図グラフの地域ディメンションに設定すると、地図グラフで州名表示にすることができました。
Examples
Formula Input Output
TOREGION(Region ID, 'REGION_ISO_CODE') US-CA California
また、ジョンズ・ホプキンス大学のデータを利用したダッシュボードの地図グラフで、緯度・経度情報による郡別のデータを表示する地図グラフでは、「CONCAT(緯度・経度, "(",郡名, ")")」の関数で新しいフィールドを作成し、その属性を緯度・経度に設定します。そのフィールドを地図グラフの地域ディメンションに設定すると、地図グラフで郡名を表示することができました。
データポータルには、色々と、知らない機能があるので、少しずつダッシュボードを改善していきたいと思います。